お知らせ

お知らせ

2021.03.15

西濃を利用して引っ越し時に不用品の処分を

西濃を利用して引っ越し時に不用品の処分を

引っ越しの際にたくさん出てくる不用品をどうしたものかと悩む人は多いだろう。あまりにも多すぎて、まだ使えるものでも人に譲ったり売ったりすることさえ手間なこともあるのではないか。

 

岐阜県に拠点を持つ、日本の主要な商業物流会社のひとつである西濃運輸は、2020年2月に引っ越しと不用品の買取を同時に行うサービスを開始した。

 

引っ越しは西濃の既存のサービスで、これに従事する社員は、引っ越しの際に不用品を処分したいという顧客のニーズに気がついた。「わたしたちは常に、引っ越しの現場で見られる課題を解決し、弊社のサービスに付加価値を与えたいと考えています」と営業管理部商品企画課主任牧村亜弥氏はジャパンタイムズESGコンソーシアムによるオンライン取材の中で語った。「引っ越しは、家の中のものすべてを手に取るチャンスなのです」と牧村氏は述べ、西濃では引っ越しと不用品の処分という2つのサービスをワンストップで提供することでこの機会を最大限に生かしていると説明した。

 

国連による目標の達成への貢献

 

このサービスにより、顧客の手間も、引っ越しの際に出るゴミも、同時に減らすことができる。これは、国連のSDGsの17の目標達成のために西濃が常々行っている他の取り組みとも方向性を共有している。「これまでにもCO2排出量削減のため、車から鉄道や船舶へのモーダルシフトや、連結トラック、ハイブリッド車の利用、他の運送会社との共同輸送など、様々な取り組みをしてきました」と牧村氏は言う。

 

まだ使えるものを再利用して廃棄物を減らすことを目指すこの新しいサービスは、輸送サービスによる環境への貢献を超えた、西濃の新しい挑戦なのだ。

 

また、利用者にとっても、使わなけれどまだ使えるものをどうすべきかと考えるストレスや捨てることへの罪悪感から解放してくれる上に、ゴミ箱行きになるかもしれなかったものを売ることで、多少のお金が入ってくるというありがたいサービスである。

 

中古品の買取サービス

 

買取再利用の部分のサービスはEco Loopという名称で、引っ越しなしでこれだけでも利用は可能となっている。「パソコンやスマホを使ってサイトから申し込みをするとダンボールが届き、それに買取してほしいものを詰めて集荷してもらうだけで、査定額がメールで届きます」と牧村氏は述べ、すべての手続きが自宅にいながらにして済ませられる利便性を強調した。書籍やCD、ゲームソフト、デジタル機器、カメラ、ジュエリー、楽器、スポーツ用品やブランド品などが買取可能となっている。

 

このEco Loopは、リサイクル、リユースサービスの業者とコラボレーションすることで実現した。契約毎に一定の金額が、6つの寄付先の中から顧客が選んだ1団体に寄付されている。寄付金は、発展途上国や、女性の健康と自立、障害者などの支援や、森林の保全などの社会活動に使われている。顧客は買取金額の一部を寄付することもできる。

 

新型コロナウイルスの大流行の最中でも、このサービスは受注実績を上げているが、これはウイルスを避けて自宅で過ごす間、片付けをする人が増えたからだろうと牧村氏は指摘する。

 

今年は、中古品の販売店ネットワークを展開する企業との新しいコラボレーションもスタートする見通しだ。これにより、家具などの大型のものの買取も可能になる。大きな物を廃棄処分料を支払って捨てる代わりに売ることができるというのは、このサービスにとってさらなる付加価値になるだろう。

 

西濃では、これが多くの人に選んでもらえるサービスとなるよう、顧客認知度を高めるための広報活動を行っている。大型の家具や家電を廃棄するには、自治体の大型ゴミ収集サービスを利用したり、購入した店に引き取ってもらうなど、いくつかの方法があるが、いずれも簡単ではなく、費用もかかる。これに対し西濃は、顧客にとって、手軽な自宅向けのサービスを提供しており、しかも逆に顧客にお金が入ってくる仕組みを成立させたとしている。